結論:月額で固定IPを導入したいならGlocal VPN、VPNサーバーまで専有したい法人ならMillenVPN専用サーバーが候補です。
ただし、両サービスは固定IPの「専有範囲」と契約条件が異なります。Glocal VPNは共有固定IPと専用固定IPを選べる月額型サービス、MillenVPN専用サーバーは専用固定IPと専用VPNサーバーを組み合わせる12か月以上の長期契約型サービスです。価格だけでなく、共有サーバーで十分かまで決めて選びましょう。
「固定IP VPN 比較」で調べている人の多くは、クラウド管理画面や社内システムのIP許可リストへ、毎回同じIPアドレスからアクセスしたいはずです。
そこで本記事では、Glocal VPNの固定IPアドレス付与サービスと、MillenVPN専用サーバーを、固定IPの種類、サーバーの共有範囲、契約期間、料金の見方、法人・リモートワークでの使いやすさで比較します。通常の動画視聴向けGlocal VPNや、通常のMillenVPNアプリとは別サービスなので混同しないでください。
本記事は**E0(公式情報調査)**です。料金・仕様・利用条件は公式情報を確認して整理していますが、当サイトで同一条件の実測比較は行っていないため、通信速度の優劣や総合スコアは付けていません。
どちらを選ぶ?固定IP VPNの結論
Glocal VPN(固定IP)がおすすめな人
- 初期費用を抑え、契約期間なしで固定IPを使い始めたい
- 共有固定IPで要件を満たせる、または専用IPだけを用意したい
- 利用者数を月単位で見直す可能性がある
- 自宅・外出先・モバイル回線から、日本の同じIPで業務システムへ接続したい
- 初月無料・おためし期間中に接続可否を確かめたい
MillenVPN専用サーバーがおすすめな人
- 専用固定IPに加え、VPNサーバーも他社と共有したくない
- 10人以上など、チームで同じ固定IPを使い、アカウントを管理したい
- 12か月以上の利用を前提に、専用環境を導入できる
- IKEv2/OpenConnectで端末を設定できる、または設定担当者がいる
どちらも合わない可能性がある人
固定IPを1人・1台で低コストに使いたいだけなら、専用サーバーは過剰な場合があります。固定IP VPNおすすめで、マイIPやMillenVPN固定IPオプションも含めて比較してください。反対に、受信ポート開放、自宅サーバーの公開、拠点間VPNを求める場合は、固定の「出口IP」だけで要件を満たすとは限りません。必要な接続方向とネットワーク構成を確認しましょう。
Glocal VPNとMillenVPN専用サーバーの比較表
| 比較項目 | Glocal VPN(固定IP) | MillenVPN専用サーバー |
|---|---|---|
| 固定IP | 共有固定IP「かんたん」または契約ごとに異なる「せんぞく」 | 専用固定IP |
| VPNサーバー | 専用サーバーとしての提供は公開情報で確認できず | 契約者専用 |
| IPの地域 | 日本のIPv4 | 日本・東京 |
| 契約期間 | なし | 12か月以上 |
| 初回の確認条件 | 初期費用・初月無料。月をまたぐ場合は最長14日のおためし期間 | お試し期間なし。30日返金保証の対象外 |
| アカウント・端末 | 1アカウントにつき同時接続1台。ユーザー数に上限なしと案内 | ソロ1、エントリー10などのアカウント枠。1アカウントの同時接続デバイス数は無制限 |
| 接続方式 | 公式ガイドで案内する設定方式を確認 | IKEv2/OpenConnect |
| 支払いの考え方 | 月額型 | 契約期間分の一括前払い。公式の月額表示は最長契約期間の月額換算 |
出典:Glocal VPN固定IP公式、MillenVPN専用サーバー公式、MillenVPNの返金保証(2026年9月14日確認)。
最大の違いは「固定IPだけ」か「VPNサーバーも専用」か
Glocal VPNは共有固定IPと専用固定IPを選べる
Glocal VPNの「かんたん固定IPアドレス」は、他の契約者と固定IPアドレスを共有する仕組みです。一方、「せんぞく固定IPアドレス」は、契約ごとに異なる固定IPが付与されます。どちらも利用者ごとにID・パスワードを発行し、複数人が同じ固定IPを使える設計です。
接続先が「事前に登録したIPアドレスからのアクセス」を許可するだけなら、共有固定IPでも運用できることがあります。ただし、IPを自社だけで使いたい、他の共有者の利用状況による影響を避けたい、接続先の規約で専用IPが求められるといった場合は、専用固定IPを選ぶべきです。
公式FAQでは、専用固定IPは10ユーザーから申し込め、6ユーザー以上では専用固定IPを推奨しています。10ユーザー未満でも、専有の固定IPが必要なら契約できると案内されています。
MillenVPN専用サーバーはサーバーまで契約者専用
MillenVPN専用サーバーは、専用固定IPだけでなく、VPNサーバー自体を契約者専用として提供するサービスです。ソロは1アカウント、エントリーは10アカウント、プロは20アカウントなど、必要人数に応じてプランを選びます。
他の契約者とVPNサーバーを共有しない構成を必要とする組織では、Glocal VPNより比較対象として適しています。ただし、専用サーバーを選んだからといって、端末側の回線や接続先の混雑まで制御できるわけではありません。公式の公称ネットワーク値を、各端末で出る実測速度として判断しないことが重要です。
料金比較:月額で始めるGlocal VPN、長期一括前払いのMillenVPN
Glocal VPNは、初期費用無料・初月無料・契約期間なしと案内されています。月末近くに申し込んだ場合も、月をまたいで最長14日間のおためし期間があります。おためし期間中に所定の手続きで解約すれば料金はかかりません。
MillenVPN専用サーバーは、最短12か月から契約でき、料金は契約期間相当分を一括で前払いします。公式ページのソロプランは税込2,310円/月換算から、エントリーは税込4,400円/月換算からです。ただし、この「月額」は最長契約期間を一括払いした場合の月当たりの表示です。月々2,310円または4,400円で支払えることを意味しません。
さらに、MillenVPNの30日返金保証は専用サーバーを対象外としています。導入の可否を短期間で確認したい場合は、返金条件を前提にせず、申込前に必要な接続台数・プロトコル・接続先のIP許可要件を整理しておく必要があります。
料金は人数、IP種別、契約期間、更新時の条件で変わります。公開時点での安さだけで勝者を決めず、初回に支払う税込総額と、更新後の費用を同じ人数・同じ期間で比べてください。
月額型の固定IPから始めたい方へ
共有IPで要件を満たせるか、専用IPが必要かを確認してから、Glocal VPNの料金・おためし条件を見てください。
法人・リモートワークではアカウント管理も比較する
固定IP VPNを法人で導入する際は、IPアドレスの種類だけでなく、誰に接続情報を発行し、退職・異動時にどう止めるかが重要です。
Glocal VPNは1アカウントにつき同時接続1台で、複数人で同じアカウントを共有できません。ユーザーの追加・削除は問い合わせで対応され、月中の増減に日割りはありません。個々のメンバーへ別の接続情報を渡し、月単位で運用を見直したいケースに合わせやすい設計です。
MillenVPN専用サーバーは、プランごとに接続アカウント数が決まり、1アカウントにつき同時接続デバイス数に制限はないと案内されています。アカウント数と同時接続数を混同せず、実際に何人・何台が接続するかを数えてプランを決めましょう。
どちらの場合も、固定IPだけを本人認証の代わりにしてはいけません。接続先の多要素認証、メンバーごとのアカウント、強いパスワード、不要になった接続情報の無効化を組み合わせるのが基本です。
自宅サーバー目的なら「できること」を先に確認する
固定IP VPNは、VPNを経由して外部サービスへアクセスしたときの出口IPを固定する用途に向きます。一方、自宅のNAS・カメラ・Webサーバーへ外部から接続するための受信ポート開放や、固定グローバルIP付き回線をそのまま代替するものではありません。
自宅サーバー利用者は、次をサービス提供者またはネットワーク担当者へ確認してください。
- 外部から受信するポートを開放できるか
- 接続したい機器がVPNの内側にあるか
- ルーターや回線の契約条件で制限されないか
- 必要なのが「出口IPの固定」なのか「外部から到達できる固定IP」なのか
この違いを確認しないまま契約すると、クラウド管理画面には接続できても、自宅サーバー公開という目的を満たせないおそれがあります。
安全性・サポートで確認すべき点
Glocal VPNは公式ページでAES-256/SHA-384とISO/IEC 27001(ISMS)認証を掲げ、平日9:00〜17:00のサポート時間を案内しています。MillenVPN専用サーバーも公式に暗号化とノーログ方針を掲げています。
ただし、本記事の調査範囲では、両サービスを同じ条件で比較できる独立した通信性能試験や、専用サーバーに限定した第三者の長期評価を確認できませんでした。したがって「どちらが速い・安全」と一律には判定しません。セキュリティ要件が厳しい法人は、ログの保存範囲、障害時の連絡窓口、SLAの有無、IP変更時の対応を契約前に文書で確認してください。
よくある質問
Glocal VPNの動画視聴サービスと、固定IPサービスは同じですか?
同じ運営元ですが別サービスです。本記事は、業務アクセスなどで固定IPを使うGlocal VPNを比較対象にしています。動画視聴向けサービスの料金・仕様・対応範囲を、そのまま固定IPサービスへ当てはめないでください。
通常のMillenVPNと専用サーバーは同じですか?
同じではありません。通常プラン、固定IPオプション、Native、専用サーバーでは、IPとサーバーをどこまで共有するか、接続方法、契約条件が異なります。チームで専用固定IPと専用サーバーを求める場合は、MillenVPN専用サーバーの評判・口コミを確認してください。
固定IPがあれば、IP制限のあるサービスへ必ず接続できますか?
保証はできません。接続先のIP許可リスト設定、接続地域、VPN利用の可否、アカウント権限などが影響します。申し込み前に、接続先の管理者へ必要なIP種別と利用条件を確認してください。
まとめ:固定IPだけならGlocal VPN、専用環境まで求めるならMillenVPN
Glocal VPN(固定IP)とMillenVPN専用サーバーは、同じ固定IP VPNという言葉で比較されますが、導入する範囲が違います。
- Glocal VPN:契約期間なしで、共有固定IPまたは専用固定IPを選びたい人・組織向け
- MillenVPN専用サーバー:専用固定IPだけでなく、VPNサーバーの専有とチーム向けアカウント枠も必要な組織向け
月額換算の安さだけで決めず、固定IPの専有、サーバー専有、人数、初回支払額、解約・返金条件を順に確認してください。
VPNサーバーまで専用化したい法人・チームへ
最短12か月の一括前払いと返金対象外の条件を確認したうえで、必要アカウント数に合うプランを選びましょう。

